田舎蕎麦屋通信

景観・環境・農・・(猫)・・を写す・語るブログ

カテゴリー "集落点検" の記事

脱「限界集落」

 梅の花が満開の3月5日、集落点検で通った富士町のT集落で、離郷者が集まる「ふるさと会」が開かれた。
地区のご好意により、会に招かれ、座談会とお茶講料理を頂いた。
 高齢化率50%を超えるこの村は、戸数がわずか18戸。2回目のふるさと会には、遠くは関東から30名を超える離郷者が集まった。
「ふるさとが消える」との危機感は実感できないだろうが、郷愁だけではすまされない村の厳しい現実を確認したようだ。中には、リタイア後の貢献として村のために何ができるのかを真剣に語る者もいた。すでに実家がなくなった離郷者には、ふるさとを残してほしいという切実な思いが伝わった。佐賀や福岡の近在に他出した方々は、一人暮らしの両親のお世話のために定期的に村に通い、農繁期には農作業の手伝いにもやってくる。少なくとも、現況において「限界的状況」にあるわけではない。集落内、他出者、そして森林保全活動を支援するNPOなど、多様な人と人との結びつきが集落を支えている。
 村の人と離郷者全員で歌った「ふるさと」は感動だった。個々の家族の帰省を超えて、村ぐるみでの離郷者達と残った村人が語り合う「ふるさと会」は、少なからず村人達に元気を与えたようだ。
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T集落の満開の白梅
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村人と離郷者が集った公民館
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離郷者のために83歳の老婦が丹誠を込めて育てた山野草鉢が公民館の玄関に飾られた
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富士町苣木集落

富士町苣木集落
戸数規模十数戸の小規模集落
村の共有林の管理も代署ノき前の井手掃除も厳しい状況の村である。
この村に関わって3年目の春。
ビッグリーフのメンバーによる小径木のスギ林の枝打ちも昨年から4回目。
井手掃除は学生諸君の援農というかたちで参加した。
田舎蕎麦屋の楽しみは、僕らを迎えてくれる80近い老婦の笑顔と山の幸。
この日は、はっちゃん、斎藤君、藤原君、松本君、大久保君、古賀君、けいちゃん、ばるさんの8名の学生さんが地区の住民と奮闘。長さ3キロを超える藪の中の「お茶井手」の溝清掃。
田舎蕎麦屋は現場監督と「ウド・ゼンマイ」の山菜摘み。
GW初日は、かくして始まる・・・。
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はっちゃんの枝打ち作業(指導はBigLeaf松永副理事長)
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はっちゃんのチェーンソー初体験(指導はBigLeafの松永さんと中原さん)
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かつての棚田の名残を走る井手清掃R0012102.jpg
これは井手であって林道ではない! いまどき珍しい手掘りの水路R0012142.jpg
井手は嘉瀬川の支流「天河川」本流の井堰と山の小さな沢水を集めて流れる。清流に「けいちゃん」喜ぶR0012149.jpg
昼飯は、地区の「主婦」の手作り弁当。タケノコに漬物、棚田米の美味

広瀬浮立

9月13日(日)厳木町「天山神社」で奉納された広瀬浮立を見てきました。
佐賀県重要無形文化財指定の「広瀬浮立」は、裃の装束で大太鼓・太鼓・鉦・笛の演奏と、舞いながら叩く大太鼓に特色があります。500を超える肥前浮立は、その多くが豊作祈願・願成就などの「農事」に結びついたもので、この広瀬浮立は、「有馬京之助玄蕃かがり浮立」と称される武者浮立だそうである。昔から青年団によって演奏され、古老は指導と当日の裏方役に徹する。高齢化が進む中で、20人の「若武者」によって奉納される浮立を、いかにして守っていくか・・・、奉納後の神前での「慰労会」で考えた。
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平服の旗持ちを先頭に、裃と袴姿の笛、鼓、締太鼓、大太鼓の隊列で、天山神社の一の鳥居を通る
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神前での浮立奉納
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大太鼓の舞い打ち・・・短い撥で打ち、手の甲で太鼓の振動を抑えるため、奏者は血染めとなる

厳木 広川集落

7月31日~8月3日、コース2年生のフィールドワーク基礎演習の実習で、厳木(きゅうらぎ)町の広川集落に行ってきました。昨年の春に廃校となった厳木小学校広川分校に宿泊し、地区住民と交流しました。一昨年から実施している山村活性化のための集落点検の一環で、天川集落に続いて、集落点検と地域活性化のための基礎調査を実施していきます。
大字広川は、4戸の広川と8戸の杉宇土の二つのムラかならる小規模集落ですが、稲作とホウレンソウの施設園芸、林業が生業の中心で、イノシシ・ウサギなどの狩猟も盛んです(・・・イノシシは15年ほど前から増加したための獣害駆除が中心となってきましたが・・・)。この地の林業は、在来の「広川杉」の産地で、間伐の実施率も高く、良好な人工林が広がり、葉わさびの林床栽培に取り組む農家もいます。
分校活用による交流事業を核にした地域の活性化が住民の願いであり、多様な地域資源の掘り起こしと磨き上げを前提にした集落の活性化策を考えていこうと思います。

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天川集落/集落点検報告①

天川集落での集落点検について報告します
今回は地域資源マップ作成のための集落調査の報告です。
実施日:10月25日(土)9:00~17:00
参加者:(大学)首藤(修士1年)、城・斉藤・嘉数・村尾(4年)
     (地元)草場小満男さん(天川地区の第16代目の庄屋さん!)
          草場和則さん(区長さん)
     (役所)3名
調査内容:地区の自然・信仰等
*権現山の山頂に祀られた謎の通石権現に一同、驚嘆!でした。
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